Paradise Garage
エグゼクティブサマリー
【事実】1977年〜1987年、ニューヨーク・マンハッタン84 King Streetの廃駐車場を改装したParadise Garageは、Larry LevanのDJとRichard Long設計の音響システムにより、House・Garageというジャンルの発祥地となった1。
【教訓設計】1987年のParadise Garage終焉は、単なるサウンドシステムの問題ではなかった。HIVクライシス、地価高騰、家主との契約満了、そして「会員制クラブ」という形式そのものへの社会的逆風が重なった構造的崩壊だった。Paradise Garageはこの教訓を前提として組み込む——(1) 物件は長期賃貸契約+売上スライド方式で家主と利害一致、(2) クラブ/ライブ/スタジオ/協賛の多角収益で特定収益への依存を解消、(3) RULE 03の3ゾーン設計で会員制と開放性を両立。哲学を守るための、3層の再発防止設計である。
Paradise Garageは、その哲学を懐古するのではなく、2027年の東京に再実装するプロジェクトである。感情的な熱量ではなく、事業として持続可能なモデルを構築することが本計画の前提である。
【事実】東京都港区ナイトタイムエコノミー助成金(2025年公募)は上限200万円/件2。【仮説】東京都「ナイトタイム等における観光促進助成金」等の複数スキームを組み合わせることで、複数年度・複数スキーム組み合わせで累計¥1,000〜3,000万の公的資金調達を想定する(採択前提とせず、音響拡張等のアップサイド原資としてプール)。【事実】2025年風営法改正により無許可営業罰則が強化されたが3、適正な特定遊興飲食店営業許可(所轄警察署との事前協議必須)を取得したクラブへの直接的な規制強化はない。
統合P/Lサマリー(v1.4・月次) v1.4更新 Taishi MTG後確認
クラブ営業(木金土12日)+ライブ営業(木金土日16日)+協賛収入の統合モデル。v1.6: 週末エントランス¥7,000(1D込)・90%集客へ更新(心理的価格バリア低減+稼働率向上)。クラブ単体の返済前/返済後利益は §3.1 月次収支サマリー を参照。正本:PG2_CURSOR_FINANCIAL_MODEL_v1.2.md
| 科目 | 月次(円) | 備考 |
|---|---|---|
| クラブ営業売上 | ¥39,080,000 | 木¥810K×4 + 金土¥4,480K×8 |
| ライブ営業売上 | ¥4,160,000 | 平日ライブ(月8日)¥180,000/日×8=¥1,440,000(チケット¥120,000+ドリンク¥60,000)/週末ライブ(月8日)¥340,000/日×8=¥2,720,000(チケット¥250,000+ドリンク¥90,000)/合計¥4,160,000【事実】太志さん運営モデルより |
| 協賛収入 | ¥2,250,000 | タバコ¥2,500万+酒¥200万/年(Taishi MTG確認)v1.4更新 |
| 月次総売上(シナリオB基本) | ¥43,122,000 | v1.4更新 |
| — コスト構造 — | ||
| 人件費(+25%) | − ¥5,024,012 | クラブ+ライブ全スタッフ・市場比+25% |
| DJ制作費 | − ¥6,000,000 | レギュラー¥50万/夜 + スペシャル¥250万×2回/月 |
| 家賃(固定+歩合スライド) | − ¥5,000,000〜¥7,500,000 | 【仮説】売上15% or 固定のレンジ制。保証金¥4,500万。※2026年南青山坪単価3.4万〜5万市況準拠 |
| 借入返済(7年均等) | − ¥4,761,905 | ¥4億 ÷ 84ヶ月・固定費算入 |
| JASRAC著作権 | − ¥150,000 | 固定契約想定 |
| 確定コスト小計 | − ¥22,821,917 | |
| その他(COGS・光熱・減価償却・保険・清掃・消耗・マーケ等) | − ¥16,147,250 | Excel詳細配分が必要 |
| 月次営業利益 | ¥7,000,000 | 【目標】営業利益率 15.2%(対統合月商) |
【仮説】金利・調達条件確定後に返済シミュレーション再試算。3者合意・法務確認で確定値へ置換する。
v1.6 収益ミックス(月商¥3,911万 シナリオβ基本・reconcile_v1.6.py検算済)v1.6更新
v1.4セクションは歴史的参照:以下の表およびそれ以降の詳細P&Lに残るv1.4更新タグは、Taishi MTG時点(2026-04-08)の85%集客モデル。v1.6の正本数値は本セクション冒頭の¥3,911万・営業利益¥1,712万・返済後手残り¥1,235万。検算スクリプトは
financial/reconcile_v1.6.py。
競合ベンチマーク(東京・国際)
v1.6 単価¥7,000・キャパ400・月商¥3,911万の妥当性を市場比較で検証。同キャパ帯の上位設定だが、聖域型ポジショニング(撮影禁止メインフロア・3 Founders×KSS×PG philosophy)でプレミアム帯を取りに行く。
| 会場 | キャパ | 週末単価 | 月商推定 | 初期投資 | 差別化軸 |
|---|---|---|---|---|---|
| Contact 渋谷 | 700 | ¥3,500-5,000 | ¥3,000-4,000万 | ¥1.5-2億 | テクノ・サウンドシステム重視 |
| Womb 渋谷 | 600 | ¥3,500-4,500 | ¥3,500-5,000万 | ¥2-3億 | 大箱・国際DJ招聘 |
| ageHa 新木場 | 2,000 | ¥4,000-6,000 | ¥1億+ | ¥5億+ | 大規模・フェス型運営 |
| Berghain Berlin | 1,500 | €18-25 | €800k-1M | €20M+(買取) | 聖域型・撮影禁止・選別ドア |
| Paradise Garage(v1.6 β) | 400 | ¥7,000 | ¥3,911万 | ¥4億 | 聖域型+3 Founders × KSS × spatial audio |
| 収益区分 | 月次 | 構成比 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| クラブ営業 | ¥3,229万 | 76% | 木¥3,000+金土¥7,000(1D込)+ドリンク(90%集客)v1.6更新 |
| ライブ営業【v1.2新規】 | ¥416万 | 10% | 木金(平日)+ 土日(週末)各8日 |
| 昼営業【v1.4新規・Taishi MTG】 | ¥200万 | 5% | スタジオ・B2B貸出 |
| アップサイド | ¥150万 | 3% | 補助金・イベント等 |
| 協賛収入【Taishi MTG修正】 | ¥225万 | 5% | タバコ¥2,500万+酒¥200万/年【Taishi MTG確認】v1.4更新 |
| 月商合計(シナリオβ) | ¥3,911万 | 100% | クラブ¥3,229万+ライブ¥416万+協賛¥267万v1.6更新 |
Zone C (OFFICIAL ARCHIVE) の B2B収益化:
単なる記録スペースではなく、月〜水曜の箱の空き時間を活用したキャッシュポイントとして機能させます。最高峰の音響・防音スタジオとしての「企業向け貸出(配信・レコーディング等)」や「空間のデジタルツイン外販」により、月商+¥200〜300万のストック収益ラインを確立します。
10年マイルストーン 【v1.2】
過去:King Street Sounds 30年のハウス・カタログを正規後継として継承
現場:Taishi Hitomiによる音響コンサル+ヴェニュー監修——東京夜間経済の最深部から
未来:Paradise Garageオリジナルレーベルが青山から世界へ次世代ハウスを発信
——時間軸の異なる3層がひとつのフロアに同居する、世界でも稀有な構造。
4つの絶対原則
音楽へのリスペクトが、唯一の資格
服装・年齢・職業・人種——フロアに立つ条件はひとつだけ。音楽を心から聴きに来たかどうか。それだけがドアの基準であり、ここに集まる人間を定義する。
音楽が、最後まで主役であること
深夜から夜明けまで、身体で音楽と対話し続けられる環境をすべてに優先する。クオリティの高いドリンク、適正な価格設定、フロアの動線——すべては「最後の一曲まで踊っていられるか」という問いへの答えとして設計される。
拡散と聖域の両立
3ゾーン設計で、メインフロアの没入は守りつつインフルエンサー拡散を最大化する。Zone A SANCTUARYは撮影完全禁止、Zone B SOCIALはバー・ラウンジ・エントランスで撮影推奨・SNS歓迎、Zone C OFFICIAL ARCHIVEは月1回の指定イベントでプロ撮影のみ公式コンテンツを生成する。
一つの音楽の下で、境界線は意味を失う
年齢・人種・性的指向・バックグラウンド——音楽の前ではすべての距離が縮まる。次の世代に渡せる「解放区」を、罰則ではなく文化として積み上げていく。
RULE 03 改訂版:拡散と聖域の両立 【v1.2・太志MTG反映】
| ゾーン | エリア | 撮影ルール | 目的 |
|---|---|---|---|
| Zone A: SANCTUARY | メインフロア(音楽空間) | 撮影完全禁止 | 音楽への没入・聖域化 |
| Zone B: SOCIAL | バー・ラウンジ・エントランス | 撮影推奨・SNS歓迎 | インフルエンサー拡散・自然な認知拡大 |
| Zone C: OFFICIAL ARCHIVE | 月1回・指定イベント | プロ撮影のみ | 公式コンテンツ生成(配信・会員向けは運用で定義) |
デザインノート: 撮影禁止の対象をSANCTUARY(メインフロア)に限定することで、音楽への集中という哲学を守りながら、SOCIALゾーンでのインフルエンサー自然拡散を最大化する。カメラを「排除」するのではなく、「場所を選ぶ」設計に転換する。
背景(太志さんMTG):「カメラ排除」はインフルエンサーも排除するリスク。関わる人たちのインフルエンス力を活かすため、ゾーンでルールを分ける。
3 Founders
1985年、ニューヨーク・パラダイス・ガラージでラリー・レヴァンのサウンドを直接体験。帰国後いち早くガラージ/ハウスの精神を東京に根付かせ、藤原ヒロシ氏のDJとしての音楽的方向性に決定的な影響を与えた。青山「MIX」レジデント時代は水曜夜を酸欠状態にするほどの熱狂を生み出し、DJ NORI、DJ EMMAらとともに東京アンダーグラウンドの礎を築く。David Morales、Louie Vega、Danny Tenaglia、François Kevorkian、Toru Takahashi——世界中のDJシーンを定義したアーティストたちと深く繋がる東京シーンの中核。絶頂期に突如シーンを離れたのち、2020年に復活。日本クラブカルチャー史上最重要の「ミッシングリンク」。
※国際DJネットワーク記述はHisa Ishioka監修
1985年、NY渡航中にParadise Garageと出会いラリー・レヴァンのDJに衝撃を受け音楽の道へ。Larry Levan、Frankie Knuckles、David Morales、Masters at Work、Body & Soul——世界中のDJシーンに影響を与えたアーティストたちを日本に紹介し、東京クラブ黎明期を牽引した。1993年、Garageの所在地「84 King Street」を冠したKing Street Soundsを設立。Kerri Chandler、Dennis Ferrer、Louie Vegaらを送り出しビルボードを席巻。世界最高峰のインディペンデント・ハウスレーベルとして30年以上君臨し、2023年にArmada Music / BEAT Music Fundとパートナーシップを締結。
西麻布「Space Lab YELLOW」の最後の運営責任者として時代の終わりを現場で見届け、2008年グローバル・ハーツ入社。SOUND MUSEUM VISION、Contact、DJ BAR Bridge、WREPの立ち上げを担い、海外ビッグネーム招聘からDJ DARUMA & JOMMYとの「EDGE HOUSE」創出まで渋谷のカルチャーを牽引。都議会・行政との交渉も担いパンデミック下でも東京のナイトカルチャーを守り続けた。現グローバル・ハーツ取締役。
物件・音響仕様(要件)
物件スペック
(PGが駐車場跡だったように)
サウンドシステム
Immersive Listening Zone(audiophile chill area)
クラブ営業 1日あたり収支(木金土 12営業日/月)v1.2更新
24:00 OPEN → 5:00 CLOSE 想定。木曜:¥3,000、金・土曜:¥8,000(1ドリンク込み)。人件費は市場比+25%。JASRACは固定費へ移動(本表の変動費から除外)。
| 項目 | 木曜日 | 金・土曜日 |
|---|---|---|
| 集客数 | 150名 | 400名 |
| エントランス収入 | ¥450,000(¥3,000 × 150名) | ¥3,200,000(¥8,000 × 400名・1D込)v1.2更新 |
| ドリンク売上(追加分) | ¥360,000(3杯×¥800) | ¥1,280,000(4杯×¥800) |
| 1日売上合計 | ¥810,000 | ¥4,480,000v1.2更新 |
| — 変動費内訳 — | ||
| 人件費(+25%) | ¥219,424v1.2更新 | ¥400,580v1.2更新 |
| DJ費(クラブ夜) | ¥0(木曜DJ不在)v1.2更新 | ¥375,000(月¥300万÷8回・固定按分)v1.2更新 |
| ドリンクCOGS(30%) | ¥108,000 | ¥384,000(ドリンク売上の30%) |
| 清掃・廃棄物処理 | ¥35,000 | — |
| 消耗品・雑費(売上3%) | ¥24,300(¥810,000×3%) | ¥134,400(¥4,480,000×3%)v1.2更新 |
| 変動費合計 | ¥386,724v1.2更新 | ¥1,293,980v1.2更新 |
| 1日粗利 | ¥423,276(粗利率 52.3%)v1.2更新 | ¥3,186,020(粗利率 71.1%)v1.2更新 |
月次クラブ売上積み上げ(v1.2)
| 項目 | 月次 | 備考 |
|---|---|---|
| 木曜 × 4回 | ¥3,240,000 | ¥810,000 × 4 |
| 金曜 × 4回 | ¥17,920,000 | ¥4,480,000 × 4(¥8,000×400名+追加ドリンク) |
| 土曜 × 4回 | ¥17,920,000 | ¥4,480,000 × 4(同上) |
| 月次クラブ売上 | ¥39,080,000 | v1.2: 金土¥8,000(1D込) |
| — ライブ営業(v1.2追加) — | ||
| ライブ平日(木金)× 8回 | ¥1,440,000 | ¥180,000/日×8=¥1,440,000(チケット¥120,000+ドリンク¥60,000)【事実】太志さんExcel |
| ライブ週末(土日)× 8回 | ¥2,720,000 | ¥340,000/日×8=¥2,720,000(チケット¥250,000+ドリンク¥90,000)【事実】太志さんExcel |
| 月次ライブ売上 | ¥4,160,000 | |
| — 協賛・その他(v1.2追加) — | ||
| 協賛(タバコ) | ¥2,083,333 | 年¥2,500万÷12【Taishi MTG修正】v1.4更新 |
| 協賛(酒) | ¥166,667 | 年¥200万÷12 |
| 月商合計(v1.4統合・シナリオB) | ¥43,122,000 | クラブ+ライブ+昼営業+アップサイド+協賛v1.4更新 |
PG2_CURSOR_FINANCIAL_MODEL_v1.2.mdv1.4更新
月次収支サマリー(シナリオB・基本・85%集客)【v1.4更新】v1.4更新
シナリオB(85%集客)基本ケース。木×4・金×4・土×4。変動費=木 ¥386,724×4 + 金土 ¥1,293,980×8=¥11,057,096(85%集客調整後)。Taishi MTG(2026-04-08)確認値。
| 項目 | 月次(円) | 備考 |
|---|---|---|
| 木曜 × 4回 | ¥3,240,000 | ¥810,000 × 4 |
| 金曜 × 4回 | ¥17,920,000v1.2更新 | ¥4,480,000 × 4 |
| 土曜 × 4回 | ¥17,920,000v1.2更新 | ¥4,480,000 × 4 |
| 月次クラブ売上(シナリオB) | ¥33,212,000v1.4更新 | 85%集客ベース |
| 変動費合計 | ▲¥11,057,096 | 木×4+金土×8(85%集客)v1.4更新 |
| 月次クラブ粗利 | ¥22,154,904 | 粗利率 66.7%v1.4更新 |
| 昼営業収益(スタジオ・B2B) | +¥2,000,000 | 新規・Taishi MTGv1.4更新 |
| — 固定費 — | ||
| 家賃(クラブ売上×15%) | ▲¥4,981,800 | ¥33,212,000×15% 【事実】売上連動条項想定v1.4更新 |
| GM給与 | ▲¥1,500,000 | 新規v1.2更新 |
| JASRAC著作権料(固定契約) | ▲¥150,000 | 月固定【事実】確認済・変動費から移動v1.2更新 |
| 光熱費 | ▲¥600,000 | |
| 減価償却 | ▲¥2,500,000 | |
| 保険 | ▲¥300,000 | 新規v1.2更新 |
| 固定費合計 | ▲¥10,031,800v1.4更新 | |
| 未計上コスト(マーケ・警備・顧問・メンテ) | ▲¥2,000,000 | シナリオB計上分v1.4更新 |
| — 協賛収入(月次) — | ||
| タバコ協賛 | +¥2,083,333 | 年¥2,500万÷12【Taishi MTG修正】v1.4更新 |
| 酒協賛 | +¥166,667 | 年¥200万÷12v1.4更新 |
| 協賛計 | +¥2,250,000 | v1.4更新 |
| ライブ純貢献 | +¥3,396,000 | ライブ売上¥4,160,000 − 原価・人件費 |
| 月次営業利益(返済前) | ¥19,269,104 | 営業利益率 44.7%(対月次クラブ売上)v1.4更新 |
| 初期投資返済(7年・84ヶ月) | ▲¥4,762,000 | ¥4億÷84ヶ月v1.4更新 |
| 返済後手残り | ¥14,507,104 | 対クラブ売上 33.7%v1.4更新 |
3シナリオ比較(v1.4・Taishi MTG後)
集客率・コスト計上水準別の3シナリオ。シナリオB(85%集客)を投資家提示推奨とする。
| 項目 | シナリオA 保守・70%集客 |
★シナリオB 基本・85%集客 |
シナリオC 楽観・100%集客 |
|---|---|---|---|
| 月次総売上 | ¥35,016,000 | ¥43,122,000 | ¥52,190,000 |
| クラブ売上 | ¥27,356,000 | ¥33,212,000 | ¥39,080,000 |
| 昼営業(スタジオ等) | ¥1,250,000 | ¥2,000,000 | ¥2,500,000 |
| アップサイド計上 | ¥0 | ¥1,500,000 | ¥4,200,000 |
| 営業利益(返済前) | ¥11,742,784 | ¥19,269,104 | ¥28,755,264 |
| 営業利益率 | 33.5% | 44.7% | 55.1% |
| 返済後手残り | ¥6,980,784 | ¥14,507,104 | ¥23,993,264 |
| 未計上コスト | ▲¥3,000,000 | ▲¥2,000,000 | ¥0(モデル外) |
※ シナリオC(100%集客)は開業初年度のターゲット、シナリオB(85%)が投資家向け基本ケース。
※ 初期投資返済は¥4億÷84ヶ月=¥4,762,000(固定)。協賛はタバコ年¥2,500万+酒年¥200万(Taishi MTG確認値)。
スタッフ人件費 内訳(1日あたり・+25%適用後)v1.2更新
| 役割 | 時給 | 木曜(人数×時間) | 金・土(人数×時間) |
|---|---|---|---|
| セキュリティ | ¥4,375 | 0名 × 6h = ¥0 | 3名 × 6h = ¥78,750 |
| エントランス | ¥2,344 | 2名 × 7h = ¥32,816 | 3名 × 8h = ¥56,256 |
| ホールスタッフ | ¥2,344 | 4名 × 7h = ¥65,632 | 6名 × 8h = ¥112,512 |
| バーテンダー | ¥2,469 | 5名 × 7h = ¥86,415 | 6名 × 8h = ¥118,512 |
| 音響 | ¥2,470 | 1名 × 7h = ¥17,290 | 1名 × 7h = ¥17,290 |
| 照明 | ¥2,470 | 1名 × 7h = ¥17,290 | 1名 × 7h = ¥17,290 |
| 人件費合計(+25%) | ¥219,424 13名体制・Post-MTG確認v1.2更新 |
¥400,580 20名体制・Post-MTG確認v1.2更新 |
DJ費内訳(月次)v1.2更新
クラブ夜の按分(上表)はレギュラー枠¥300万/月÷8夜=¥37.5万/夜。スペシャル・外タレは別枠で積み上げ。
| 項目 | 月次(円) | 備考 |
|---|---|---|
| レギュラーDJ(国内) | ¥500,000 | |
| スペシャルDJ(国内トップ) | ¥2,500,000 | |
| 通常月合計 | ¥3,000,000 | 上記1日表の金土¥375,000/夜×8=¥300万と整合 |
| 外タレDJオプション(月1回) | +¥2,000,000〜¥5,000,000 | イベント都度 |
| 外タレ月合計(参考) | ¥5,000,000〜¥8,000,000 | 通常月+外タレ1回のレンジ |
外タレシナリオ詳細: financial/dj_special_scenario.md 参照
エクスポート収益(月商に含まず・プラスアルファ)
| 収益源 | 月次想定 | 立ち上げ時期 |
|---|---|---|
| 空間設計・音響プロデュース受託 | ¥1,000,000〜 | 開業6ヶ月後〜 |
| 配信・アーカイブ(サブスク) | ¥300,000 | 開業と同時 |
| マーチャンダイズ(アパレル) | ¥500,000〜 | 開業6ヶ月〜 |
| 昼間スタジオ外販(法人向けポッドキャスト・ライブ配信拠点) | ¥500,000〜 | 開業と同時 |
| IPライセンス・次世代体験(XR/空間コンピューティング) | TBD | Phase 3(2029年〜) |
| エクスポート小計 | ¥2,300,000〜 | |
| クラブ+エクスポート 合計(安定期) | ¥12,600,000〜 | クラブ月次利益+エクスポート |
初期投資概算
設備・工事費
その他・運転資金
行政書士(風営法申請)+ 弁護士(株主間契約・ドアポリシー監修)¥300万〜600万
選出目標:2026年Q3(物件確定前)
ここへの集中投下が差別化の本質。
保証金¥4,500万込み・音響・防音・内装・運転資金の積み上げ。借入¥4億想定時は7年返済・月約¥476万
7年返済シミュレーション(借入¥4億想定)v1.2更新
月次返済額 ¥4,762,000(¥4億÷84ヶ月・元利均等イメージは金利確定後に再試算)。
| 返済年次 | 月次返済 | 月次営業利益(返済前) | 返済後手残り | 累計返済額 |
|---|---|---|---|---|
| 1〜2年目 | ¥4,762,000 | ¥19,269,104v1.4更新 | ¥14,507,104v1.4更新 | ¥57,144,000 |
| 3〜4年目 | ¥4,762,000 | 成長想定 | ¥14,507,104〜v1.4更新 | ¥171,432,000 |
| 5〜6年目 | ¥4,762,000 | — | — | ¥285,720,000 |
| 7年目完済 | ¥4,762,000 | — | 返済完了 | ¥400,000,080 |
資金調達の構成(案)v1.6更新
v1.6 設計思想:クラウドファンディング¥1.2億をエクイティ+公庫融資+D2Cアーカイブ証書に再構成。SNS拡散圧力(撮影解禁要求等)からの哲学リスクを排除し、調達確実性を最大化。デット比率25%(v1.5の50%以下方針内)。
| 調達先 | 想定額 | 比率 | 時期 |
|---|---|---|---|
| エンジェル投資家(哲学投資家ターゲット) | ¥2.0億 | 50% | 2026年Q3〜Q4 |
| 日本政策金融公庫 文化施設融資 金利2-3%・据置1年・10年返済 |
¥1.0億 | 25% | 2026年Q4 |
| 補助金(東京都ナイトタイムエコノミー・港区・文化庁J-LOD) ※港区上限は【事実】¥200万/件2。複数スキーム積み上げ |
【仮説】¥3,000万 | 7.5% | 2026年Q3〜 |
| D2Cアーカイブ証書(Founding Member 50名) Paradise Garageオリジナル音源NFT+終身入場権 ¥60万×50 |
¥3,000万 | 7.5% | 2026年Q4〜2027年Q1 |
| 自己資本(3 Founders) | ¥3,000万 | 7.5% | 2026年Q3 |
| 先行収益(プレオープン興行・スタジオ予約金) | ¥1,000万 | 2.5% | 2027年Q2〜Q3 |
| 合計目標 | ¥4億【v1.6】 | 100% |
資金調達スケジュール(月次)
【仮説】各調達ステップの目標完了時期。実際の完了条件は各担当が要確認。
| 時期 | アクション | 目標調達額 | 担当 |
|---|---|---|---|
| 2026年6月 | Whitepaper v1.0 投資家向け配布開始 | — | Kato |
| 2026年7月 | 補助金(東京都ナイトタイム/J-LOD)第1期申請 | 【仮説】¥2,000〜4,000万 | Kato |
| 2026年8月 | エンジェル投資家 1st round クローズ目標 | 【目標】¥0.5〜1億 | 全員 |
| 2026年9月 | 物件選定完了・賃貸契約締結 | 保証金¥4,500万 | Taishi |
| 2026年10月 | 日本政策金融公庫 融資申請(文化施設枠) | ¥1.0億(目標) | Kato / Taishi |
| 2026年11月 | D2Cアーカイブ証書 Founding Member 50名先行販売開始 | ¥3,000万(¥60万×50) | Kato / Heyta |
| 2026年11月 | 音響・防音施工業者確定・発注 | — | Hisa / Taishi |
| 2026年12月 | エンジェル投資家 2nd round クローズ目標 | ¥1.3〜1.8億 | 全員 |
| 2027年Q1〜Q2 | 施工完了・内装仕上げ・許認可取得 | — | Taishi |
| 2027年9月 | 資金調達完了 / プレオープン準備 | 累計¥4億 | 全員 |
リスクマトリクス(確率 × 影響度)
確率:H=高(>60%)/ M=中(30-60%)/ L=低(<30%) 影響度:財務インパクトおよび事業継続性への影響。スコア=確率×影響度(1-3段階)
| リスク | 確率 | 影響度 | スコア | 定量的影響試算 | 対策 |
|---|---|---|---|---|---|
| 風営法・特定遊興飲食店営業許可の遅延/不許可 | M | 3 | 6 | 開業延期1ヶ月あたり約¥682万(家賃15%スライド+固定費)の損失 | 施工前に専門行政書士と連携。許可取得を施工スケジュールに逆算組込み |
| 初期投資超過(CAPEX ¥4億上限突破) | M | 3 | 6 | 10%超過で約¥4,000万の追加調達が必要 | 音響・防音は削らない。他費目(デザイン・マーケ)で調整するルールを事前合意 |
| 近隣・行政トラブルによる営業停止 | M | 3 | 6 | 1ヶ月停止で売上機会損失約¥4,312万(シナリオB)〜¥5,219万(シナリオC)v1.4更新 | 防音(vibro-isolation込み)を最優先。完全禁煙+高性能排気。近隣向け文化体験招待制度 |
| CF不足(開業前資金枯渇) | M | 2 | 4 | 運転資金6ヶ月分(¥2,000〜3,000万)の不足 | 2026 Q3に資金調達フェーズ完了。段階的スケジュール厳守 |
| 音楽の質の低下(商業化圧力) | L | 3 | 3 | ブランド毀損 → リピート率低下 → 売上20〜30%減の可能性 | Heytaのドア・ブッキング最終権限を3者間で文書合意。ボトル売上依存度50%超でアラート |
| エネルギーコスト高騰 | H | 1 | 3 | 光熱費が現試算¥60万/月から+20〜30%増となった場合、月次+¥12〜18万の追加コスト | 100% renewable電力契約(Pachaモデル)4で固定化。省エネアンプを選定基準に組込み |
| 哲学と収益化の両立失敗 | L | 2 | 2 | Founders間対立 → 意思決定遅延 → ブランド失墜 | 「哲学を守るための黒字化」という優先順位を株主間契約に明文化 |
| 会員制審査の法務リスク(個人情報・差別禁止法) | M | 2 | 4 | 審査基準の恣意性が法的問題化した場合、営業停止・訴訟リスク | 基準を「音楽嗜好」に限定し人種・国籍・外見を排除。弁護士監修のポリシー策定(Kato + 行政書士) |
フェーズ計画
プロジェクト正式キックオフ・調査フェーズ開始
- 音響システム見積もり取得(Funktion-One Japan・HOLOPHONIX・Ray Audio / 11月末)
- 青山エリア物件候補3件リストアップ(担当:Taishi / 9月末)
- ドアポリシー基準の文書化(担当:Heyta・3者監修 / 9月末)
- 東京都ナイトタイムエコノミー補助金・J-LOD 第1期申請(担当:Kato / 9月末)
- renewable電力ベンダー選定・見積もり取得(担当:Taishi / 10月末)
- 行政書士・弁護士の選出(風営法事前協議 + 株主間契約監修 / 物件確定前・Q3中)
資金調達・物件契約・施工開始
- エンジェル投資家アプローチ・補助金申請第1弾
- クラウドファンディング実施
- 物件契約・防音施工・内装施工開始
- 風営法許可申請(行政書士と連携・施工完了に逆算)
- コンセプトブック(投資家向けPDF版)完成
招待制プレオープン → グランドオープン
- 招待制プレオープン
- グランドオープン
- Immersive Listening Zone 同時オープン
- Spatial audio配信・アーカイブ事業スタート
- 昼間スタジオ外販 稼働開始
エクスポート収益の本格展開
- 空間設計・音響プロデュース受注開始(月100万〜)
- マーチャンダイズ(アパレル)本格始動
- 2029年〜:XR/空間コンピューティング体験 Phase 3
¥4億完済・完全自走フェーズ 【v1.2】
- 初期投資¥4億の返済完了。月¥476万の返済枠が手元キャッシュ・再投資に転換
- 返済後は§3.1の「返済後手残り」に加え、返済分が上乗せされるフェーズへ
King Street IP・アジア / NYC 展開 【v1.2】
- アジア主要都市への「Garage」ブランド空間輸出
- NYCへの回帰:King Street Sounds IPの最大活用
- IPライセンスモデルによるフランチャイズ展開
担当別 優先アクション
| 担当 | アクション | 期限 |
|---|---|---|
| Taishi | 青山エリア物件再試算(家賃:売上15%スライド・月¥682万前提)+候補3件リストアップ | 2026年9月末 |
| Hisa | 音響見積もり更新(Funktion-One Japan・HOLOPHONIX・Ray Audio)+CAPEX¥4億への精査 | 2026年11月末 |
| Heyta | ドアポリシー判断基準の言語化(3者監修用ドラフト) | 2026年9月末 |
| Kato | 昼間スタジオ外販スキーム設計(法人向けポッドキャスト・配信拠点)+風営法申請フロー確認 | 2026年9月末 |
| 全員 | 会員制営業の法務スキーム確定(風営法・消防法・個人情報保護との整合) | 2026年10月末 |
次回MTGアジェンダ(未確定事項)
| # | 確認すべき項目 | 必要コンテキスト・データ |
|---|---|---|
| 1 | ドアポリシーの判断基準(If-Then形式) | Heytaが直感で「入れない」と判断した具体ケース3〜5例 +「入れる」ケース3例 |
| 2 | フロア・DJブース・天井高・荷重の要件 | VISION / Contactの実測値 + 物件内覧チェックリスト(最低基準値) |
| 3 | 音響の合格ライン(上限・下限スペック) | Funktion-One Japanの標準仕様書 + Hisaの主観評価基準(「これ以下は出せない」ライン) |
| 4 | 防音施工費の現実的ライン(3社比較) | 専門防音業者3社の概算見積もり + 施工㎡単価の市場相場(参照事例あれば) |
| 5 | 物件の絶対条件(音響・防音以外) | 3者それぞれの「これだけは譲れない」条件 + 青山エリアの物件制約(用途地域・深夜営業可否) |
| 6 | 1夜の人件費総額(木 / 金土別) | スタッフ種別×人数×単価×時間の実態(Taishi提供)。現試算¥100万の根拠確認 |
| 7 | DJ費の現実ライン(国内 / 海外別) | 国内レジデント vs ゲストの相場 + 海外招聘の直近事例費用(【仮説】¥300万/月の検証に必要) |
| 8 | 会員制営業の法務スキーム | 行政書士への事前相談アウトプット + 風営法第2条定義・個人情報保護法との整合確認 |
| 9 | 3者の出資上限(各自) | 各自のコミット可能上限金額 + 出資比率・議決権の考え方 |
| 10 | 法人形態(LLC or 株式会社) | 設立コスト・税務比較 + エンジェル投資家受け入れ可能な形態の確認 |
| 11 | Spatial audio合格ライン(HOLOPHONIX導入可否) | HOLOPHONIX Japan代理店の正式見積もり + 国内導入事例(施設名・規模・効果) |
| 12 | renewable電力ベンダー選定基準 | 都内再エネ電力プランの料金比較(Looop / オクトパスエナジー等) + 大型音響設備対応の契約容量確認 |
| 13 | 補助金申請スケジュール確定 | 東京都ナイトタイム補助金2026年公募要領(発表待ち) + J-LOD申請要件・締切日 |
脚注・出典
- Tim Lawrence, Love Saves the Day: A History of American Dance Music Culture, 1970–1979 (2003); Bill Brewster & Frank Broughton, Last Night a DJ Saved My Life (1999). Paradise Garageの閉館は1987年。
- 港区ナイトタイムエコノミー補助金(公式ページ):助成上限200万円/件(2025年公募要領)。東京都「ナイトタイム等における観光促進助成金」は東京観光財団別スキームとして継続調査中(2026年Q2時点で最新公募要領を要確認)。
- 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(警察庁):改正(2025年)——無許可営業への罰則強化、接待飲食営業等への遵守事項追加。特定遊興飲食店営業への直接的な追加規制は現時点で確認されていない。詳細は所轄警察署との事前協議が必要。
- Pacha Group, Sustainability Report 2025(公式発表:2025年7月より100%再生可能エネルギーへの移行完了、single-use plastic廃止宣言)。詳細はPacha公式サイト参照。
- ドリンクCOGS 30%:日本のナイトクラブ業界における飲食原価の一般的範囲(25〜35%)の中央値。個別の仕入れ交渉により変動する可能性あり。
- JASRAC「包括許諾契約(ダンス系演奏利用)」:入場料収入の2.5%または全収入の1.15%を上限とする包括契約が利用可能(2025年JASRAC料率表より。契約形態により異なる)。詳細はJASRACとの個別協議が必要。
- 青山エリア家賃:シナリオB統合P/Lではクラブ売上の15%スライド(¥33,212,000×15%=¥4,981,800)を想定【v1.4更新】。§3.1クラブ単体ではクラブ売上¥33,212,000(85%集客)×15%=¥4,981,800。南青山・北青山の事務所・店舗物件坪単価は¥3.5万〜¥5万前後(2025年不動産市況)。実際の物件選定時に売上連動契約の可否を含め再確認が必要。
本書中の【事実】は上記または公的資料に基づく。【仮説】は論理的根拠のある推定値。【目標】はチーム計画値。数値は最新情報で随時更新する。